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習近平主席「『16プラス1協力』を中国・欧州4大パートナーシップの優先分野に」

人民網日本語版 2016年06月21日10:06

「(中国と中・東欧諸国は)『16プラス1協力』を『一帯一路』(1ベルト、1ロード)イニシアティブの欧州経済圏への重要な受け入れ先とし、『16プラス1協力』を平和、成長、改革、文明という中国と欧州の4大パートナーシップを実行するうえでの優先分野にするべきだ」。中国の習近平国家主席は18日、セルビアのブチッチ首相とベオグラードで会談した際に、こう指摘した。人民日報が伝えた。

中・東欧は欧州で最も発展の潜在力を備える地域だ。中国と中・東欧は貿易、投資、インフラ整備分野で協力を着実に推進している。2015年の中国と中・東欧諸国の貿易額は562億ドルで、2010年比28%増加。双方間の貿易構造は最適化され続け、貿易分野は拡大し続けている。現在、中国企業の対中・東欧諸国投資は50億ドルを超え、中・東欧16カ国の対中国投資は12億ドルを超える。

6月17日に第3回中国―中・東欧諸国地方指導者会議が中国・河北省唐山市で開催された。出席各者は共同発表した「唐山コンセンサス」で、中国の市場と欧州の技術の結合を積極的に探り、クリーンエネルギーを中心とする新エネルギー分野の協力を強化する意向を強調した。また、省エネ・環境保護産業の発展を後押しし、環境汚染対策を推進し、エコ、低炭素、スマート発展を促進し、クリーンエネルギーの開発・利用における協力を強化するとした。

中国の各省・直轄市はエストニアを除く中・東欧15カ国の155の省、州、市と「友好都市」や「友好省州」関係を締結している。「友好省州」は58組、「友好都市」は97組だ。

現在、中国と中・東欧諸国の投資額は中国の対EU投資額の2%を占めるに過ぎない。これは中国と中・東欧諸国の投資協力にまだ大きな余地があることを物語っている。今後、インフラ整備とコネクティビティ協力、生産能力・装備製造協力が「16プラス1」経済・貿易協力の新たな成長源となる。

早くも2015年11月、習主席は第4回中国―中・東欧諸国首脳会議に出席した各国首脳と会談した際、「16プラス1協力」が中国と欧州の包括的・戦略的パートナーシップの重要な構成部分、有益な補完であり、平和、成長、改革、文明という中国と欧州の4大パートナーシップの構築にしかるべき貢献を果たすことが完全にできると指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年6月21日

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