中国医薬をテーマにした中国のドキュメンタリー番組「本草中国(The Tale Of Chinese Medicine)」が5月20日から毎週金曜日に放送されている。神秘的な中国医薬が生き生きと描かれる同番組は瞬く間に人気を集め、中国の伝統文化である中国医学の継承者が堅く守る信念や彼らの生薬のような素朴でピュアな感情に、視聴者は心を打たれている。人民日報海外版が報じた。
また今年初めには「我在故宮修文物」というタイトルのドキュメンタリー番組が予想外のヒットとなり、ネット上でも大きな話題となった。全3回の同番組では、北京の人気観光スポット・故宮の文化財を修復する職人とその過程に迫っており、高視聴率を記録。ネットユーザーの間では、「故宮の人材募集広告」と称された。
このことから2012年と2014年に放映された料理ドキュメンタリー「舌で味わう中国」が大ヒットし、ドキュメンタリーブームを巻き起こしたことが思い出される。同番組は、中国各地のグルメをさまざまな角度から取材し、その背後にある儀式や倫理、民族の特徴などを紹介し、視聴者は今までなかったフレッシュな感覚で同番組を楽しんだ。