○「知り合い同士による共謀カンニング」防止に試験会場の座席編成を配慮
湖南省は各試験会場に対し、「知り合い同士による共謀カンニング」を防止する目的で、近くの席に同じ学校の生徒を座らせないような座席編成を可能な限り実施するよう求めている。試験会場の学生が同一学校の生徒に偏っている場合は、試験監督者に離れた土地の教員を配備する。芸術・体育専攻の受験生は、独自の試験会場編成を行う。
○「大学入試につけいる隙なし」トイレでの点検者も配備
海南省は今年初めて、受験生による時計(腕時計を含む)や文房具入れなどの物品の試験会場持込みを禁じた。また、受験生が試験中にトイレに行くふりをしてカンニングを行うことを防止するため、同省教育当局は、トイレでの点検者を配備し、スマホや参考書などの物品のチェックを行うよう各試験会場に求めた。また、同省は、受験生が試験中にトイレに行き、その後試験会場に戻ってくる場合、試験監督者は監視カメラで撮影の上、手持ち式金属探知機 (振動警報モードタイプ)を使うことを求めている。受験生は、再度安全検査を受け、持込止品を携帯していないことが確認されて初めて、自席に戻り引き続き試験を受けることができる。
○不正防止技術がアップグレード:顔や指紋による認証チェック
江西省は省内の全試験会場に、身分証リーダーを統一配備した。湖北省や広東省は、試験会場における不正防止コントロールシステム基準をアップグレード、指紋や顔による受験生の本人認証チェックを実施する。受験生は、「顔画像スキャン+指紋読み取り」を経て試験会場に入る。河南省の各試験会場では、事前に金属探知機を高校に送り、服や靴など受験生の衣類に対する全面的・徹底的な予備検査を実施した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月6日