多くのスターを輩出してきた中国の芸術系大学・北京映画学院、中央戲劇学院、中国伝媒大学の入学試験がこのほど始まった。今年の3校の受験生は計8万7千人、演技・アナウンスなどの学科はいずれも人気で、高い倍率となっている。北京青年報が報じた。
中央戲劇学院がある昔ながらの街並みが残る路地・東棉花胡同に行ってみると、メイクスタジオ4、5店が「入試用のヌーディメイク」、「中央戲劇学院の受験生用のナチュラルなヌーディメイク」、「ティッシュで拭いても落ちないメイク」などの広告を掲げており、午前中は客が絶え間なく訪れていた。普段は本の販売やコピーを主な業務としているある本屋のメイクルームに入ってみると、ここも受験生を対象にしたメイクが行われていた。ちょうど、スタッフは、午後にオペラ学科の入試を受ける学生にメイクを施していた。「普段、メイクは業務の20%を占めるにすぎないが、中央戲劇学院の入試期間中は、90%以上を占める。朝8時の面接に備えるには、5時か6時にメイクを始めなければならない」。