丙申の新年にあたり、中国の公演団や民間アーティストが相次いで海外を訪れ、海外の同胞や各国の友人に新年の挨拶を伝え、悠久の歴史を持つ中国の春節(旧正月、今年は2月8日)の賑わいと喜びを世界各地で共有している。
旧暦1月1日から15日(2月8日から22日)にかけ、米シカゴのWFMTラジオ局やシンフォニーセンターなどトップクラスの文化施設が「歓楽春節(ハッピー・チャイニーズニューイヤー)」イベントに参加した。これは、北米地域最大の春節イベントを開催するという市政府の意気込みに応えたものだ。ロシア・サンクトペテルブルグでは2月7日から23日にかけて中国映画ウィーク、文化の大家による講座、中国歴史文化講座、歌や踊りの公演など様々なイベントを催している。現地の華僑代表・陳志剛氏は「サンクトペテルブルグが中国の新年をここまで大規模に祝うのは史上初」と語る。
中国文化部(省)が主宰する、国外の各層の人々に向けた春節イベント「歓楽春節」は今年で6回目を迎える。室内での公演・展示や室外での廟会(縁日)・祝典のほかに、今年はシリコンバレーでの「春節年越し料理体験イベント」や、スペインでの「春節華僑養子縁組活動」などの新たな形式も取り入れられた。このほか、新疆、内蒙古、広東、広西、四川、雲南、湖北などの少数民族の文化が相次いで世界の舞台に向かい、各地の人々に向けて多彩で奥深い中華文化を披露している。