中国銀聯がこのほど発表したデータによると、今年の春節(旧正月、今年は2月8日)の連休期間(2月7~13日)には、銀聯ネットワークにおける取引額が3121億元(約5兆4525億円)に達して、前年同期比31%増加し、過去最高を更新した。新華社が伝えた。
銀聯のデータをみると、祝日のショッピング、人々が集まっての飲食、旅行やおでかけがカード消費の中心だった。春節連休中、日常的な消費をめぐるカード利用額は1千億元(約1兆7470億円)を超え、このうちスーパー、家電量販店、デパートでの利用額が半分以上を占めた。スーパーでの利用額は同41%増加、家電量販店は22%増加、デパートは同13%増加した。飲食での1回あたり平均利用額は他の祝休日を上回り、大晦日にあたる2月7日は2倍に達した。
旅行やおでかけの取引データをみると、春節期間には道路や鉄道の旅客輸送および航空券などでのカード利用額が同42%増加し、マイカーでの移動で発生するガソリンなどでのカード利用額は同39%増加し、全国の大型観光地の入場券でのカード利用額は同40%増加した。正月旅行にマイカー旅行や自分で組み立てる旅行を選ぶ人がますます増えている。
海外でのカード利用状況をみると、春節連休期間には、澳門(マカオ)地区、台湾地区、日本、韓国、東南アジアなどの人気旅行先での取引が目立って増加したほか、米国やカナダなどでのカード消費も大幅に増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月17日