「結婚相手を選ぶ際に、家柄や身分を重視すべきだろうか?」「女性が結婚相手に求める最低月収があまりにも高いために生じる『恋愛不可能』現象にどう対処する?」「結婚後、子供は2人持つべきだろうか?」--。婚活サイトの中国最大手「世紀佳縁」はこのほど、全国1万4697人(男女比はほぼ1:1)の独身者を対象とした調査を実施、「2015年度中国男女の恋愛・結婚観調査報告」として取りまとめ、15日に発表した。同報告では、恋人や結婚相手を選ぶ方法、恋愛観、生活・消費に対する考え方などさまざまな項目が網羅されている。新華網が報じた。
〇女性が結婚相手に求める「最低月収」は6701元
理想的な結婚相手に求める所得面での条件は、住んでいる地方や年齢層によってまちまちだ。女性が理想の結婚相手に求める最低月収は平均6701元(約11万8千円)。そのうち1980年生まれの女性が相手に求める最低月収は最も高く6993元(約12万3千円)、1990年代生まれになると大幅に下がり6534元(約11万5千円)。地域別に見ると、華南地域の男性と華北地域の女性の相手に求める最低月収が最も高かった。また、「マイホーム所有」は、多くの女性が結婚相手に求めるハード面での条件となっており、これだけは取り下げることはできないようだ。
興味深いことに、「結婚相手の給与口座カードを預かるか否か」という質問に対し、女性の74%は、「自ら相手には求めないが、渡されたら決して拒絶しない」と答えた。金銭的な自由を確保したいと最も望んでいるのは、月給が1万元(約17万6千円)を上回る男性で、「給与口座カードを相手に渡すことを承知しない」と答えた割合が最も高かった。年齢層別に見ると、「お財布の紐を握りたい」という金銭管理欲が最も高かったのは1980年代生まれの女性で、彼女らの78%が、「自ら相手の給与口座カードを要求する、または渡されたら拒まない」と答えた。