○将来の道:各校の学生募集定員に制限 学術型人材の就業は問題なし
現在、学部で古生物専攻を設けている国内の大学は、北京大学と南京大学のみで、定員もかなり限られている。学生数は少ないものの、古生物専攻学生は、学会や市場の各業界で持てはやされている。
薛さんは、古生物専攻学生の卒業後の進路について、「古生物を専攻した卒業生は、現在、さまざまな業界で活躍しており、前途洋々と言えるだろう」との見方を示した。
大学院博士課程に進んだ薛さん以外に、今年卒業する安さんは大学に残り、都市・環境学部学の特別博士課程に進む。古生物学専攻第一期生の張博さんは、2010年に米カリフォルニア大学バークリー校から入学許可書を受け取った。
薛さんは、「多くの国内研究機関は、北京大学古生物専攻の卒業生を招聘し、研究を深めてくれること望んでいる。古生物学専攻人材の需要はそれほど多くはないものの、理論・応用面のいずれにも重要な意味を持っている。卒業生は古生物学の基礎研究に従事できるだけではなく、石油や石炭などエネルギー工業分野で活躍することについても、大いに将来性がある」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月23日