このほど、推理小説を売る店が江蘇省南京市で閉店を迎えることとなった。5月16日、長年にわたり管理責任者を務めたスタッフは取材に対し、「読書の習慣が変わってしまったため、紙媒体の書籍は人気がなくなった」と話す。
入口のドアを開けて中に入ると、奇麗に並べられているのではなく、無造作に積まれた書籍が目に入った。店内の整理を担当するスタッフによると、この店は間もなく閉店を迎えるという。
店内にある千冊以上の推理小説について、書店の責任者李古さんは、「非常にもったいない。今できるのはそれらを梱包し、安く売りさばくしかない」と率直に語った。
インタビューの間、自分が偏愛する作品を求めて数人でグループを作った客が続々と訪れるのを見た。李さんは、「この書店は国内で最も推理小説を揃えていた。かつては大勢の推理マニアたちの注目を集めていた」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月18日