今年、山東省内の5つの実験都市で、「1元札の硬貨化プロジェクト」が続々とスタート、1元札が流通市場からだんだんと姿を消すことになった。
中国人民銀行(中央銀行)済南支店は今年1月に通知を発表した。これによると、1角札と5角札の硬貨化に引き続き、1月1日より、青島・棗荘・済寧・臨沂・日照の山東省内5都市において、「1元札の硬貨化プロジェクト」のテスト事業がスタートした。商業銀行は、1元札の供給を停止し、1元硬貨に切り替える。同プロジェクトが現在、続々と始まっている実験都市では、流通している1元札がなくなり次第、破損した紙幣を焼却し、市場からだんだんとなくしていく。
●キーワード
【1元券硬币化工程】1元札の硬貨化プロジェクト
【残损币】破損した紙幣
【销毁】焼却
中央財経大学中国銀行業研究センターの郭田勇センター長は1元硬貨化の推進は日常的な取引をさらに便利にするためだと指摘している。1元硬貨はその耐久性と保管の上でも非常に優れている。日常生活の中でも地下鉄や自動販売機など硬貨の使用がより便利になる。また多くの専門家は1元紙幣の流通停止は「序章」に過ぎず、技術の進歩につれて、電子取引が主流になっていくと考えている。郭センター長は「ネット消費やオンライン決済、モバイル決済などのおかげで、電子取引を取り巻く環境は現在ますます成熟してきている。将来的に通貨だけでなく決済方式も全て電子化の道を歩むことになるだろう」と語った。
●キーワード
【日常交易】日常的な取引
【耐用性】耐久性
【退出流通】流通停止
【电子化交易】電子取引
【支付方式】決済方式