【インタビュー】大震災5周年における中国への感謝示す広告掲載について (2)

〇なぜ「環球時報」に掲載したのか？

東日本大震災の発生から1ヵ月後、各国からの支援に対する総理からの感謝のメッセージを各国主要紙に掲載しようと検討していたところ、環球時報から、ぜひ総理からの感謝メッセージを環球時報に掲載したいという申し出があり、第1面に総理メッセージが掲載された経緯がある。また、震災発生後1周年の際にも、環球時報に大使からの感謝メッセージを掲載した。

こうした背景もあり、5周年の節目に当たっても、国際報道を中心に全国紙として発信力のある環球時報に大使のメッセージを掲載しようと考えた。また、より多くの人々に伝わるよう、環球時報のネット上にも掲載した。

〇広告掲載後の効果は？

大使メッセージについては、当館の微博（ウェイボー）上でも発信したところ、発信後4日間で閲覧数が300万を超え、「いいね！」の数が7000以上、コメント数が3000件を超えるなど、大きな反響があった。

コメントの多くは、「日本頑張れ、日中友好！」といった好意的な内容だった。また中日メディアでも、広告について多くの報道がなされ、日本の復興の現状を知ってもらい、東北地方をアピールする良い機会になったと考えている。