「民族的なものほど、世界で受ける」。民族の特色を含んだ要素は世界の舞台で人気になっている。中でも、「中国風」が近年、世界各地で流行している。伝統的な刺繍や陶磁器、山水画などが海外で価値が倍増しているのは言うまでもなく、ファッション界でも、「中国風」が大きな地位を占めるようになっている。オーストラリア出身のファッションモデル・ミランダ・カーは最近、チャイナドレスを着て扇子を持つ「中国風」の写真を発表し、その品の高さに多くの人が魅了された。また、ディオールは、中国伝統の申年をテーマにしたアイテムを、UGGは、申年をテーマにした限定版スノーブーツをそれぞれ打ち出している。
中国は数千年の文化を誇り、そこはファッションの宝の山。情緒ある切り絵細工の模様、中国らしさあふれる漢服、生き生きとした神話のキャラクター、想像力に富んだ歴史的伝説などは、多くの人にインスピレーションを与えてきた。中国のさらに多くのデザイナーが中国の要素を重視し、ファッションと伝統文化を組み合わせ、幅が広く奥が深い中国文化を世界に発信してもらいたい。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月11日