◆寝かせたお茶は飲んでも良いのか?
人々が一晩寝かせたお茶を恐れるのは、茶葉そのものに多くの硝酸塩が含まれるためだ。空気中の細菌のはたらきで亜硝酸塩になり、これを過度に摂取すれば中毒を引き起こす可能性があるというのだ。果たしてその通りなのだろうか?
茶葉の硝酸塩の含有量は確かに多い。ただしお茶をいれる場合は通常1−2グラムの茶葉を入れるだけだ。硝酸塩の含有量が最も多い茶葉(1キロ当たり300ミリグラム)に基づき計算すると、2グラムの茶葉には6ミリグラムの硝酸塩が含まれる。そのすべてが亜硝酸塩になったとしても、1杯のお茶には6ミリグラムしか含まれず、200ミリグラムという中毒量にはほど遠い。これによる中毒を恐れる必要はない。
◆健康を促進する水は?
水道水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれ、健康に有益だ。浄水は何度もろ過されており、水に含まれる不純物、微量の元素、疾患の原因となる細菌が取り除かれている。しかし基準を満たさない商品を購入すれば、むしろ健康を損ねることになる。
イオン水、活性水、生態水などの商品が盛んに宣伝されている。「食品安全国家標準包装飲用水」(GB19298-2014)の規定によると、包装飲用水の商品名には「活性水」「小分子団水」「機能水」「エネルギー水」およびその他の非科学的な内容を記載してはならない。この標準は、2016年1月1日に発効している。つまり今後このような飲用水は、市場から姿を消すことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月5日