中国国家衛生・計画出産委員会は11日、2人目出産の全面解禁政策の実施にあたる計画出産関連業務の改革・改善に関して記者からの質問に答えた。同委員会の王培安・副委員長は、「2人目出産全面解禁を発表する条件が整い、妥当な時機が訪れた。政府は計画出産をめぐる基本国策を長期的に維持しなければならない」と述べた。中国新聞網が報じた。
【総人口、2030年前後に14億5千万人のピークを迎える見通し】
王副委員長は、「2030年ごろ、我が国の総人口は14億5千万人前後のピークに達すると予想される。今世紀中頃までは13億8千万前後の規模がキープされるだろう。人口が多いという基本的な国情は根本的に変わることはなく、計画出産の基本国策を長いスパンで維持し、妥当な人口規模を保つ必要がある」と指摘した。