中国で2016年度初の輸入映画として、BBC放送の「シャーロック」映画版が1月4日に封切られた。上映時間は115分で、全世界のすべての上映エリアの中で最も長く、最も完全なバージョンでの上映となっている。北京青年報が伝えた。
「シャーロック」は「シャーロック・ホームズ」シリーズを原作としたドラマの映画版で、恐怖の花嫁が復活するという伝奇的な事件を題材にしている。今回、ホームズとワトソンらはドラマ版と異なりコナン・ドイルが描いたビクトリア時代に戻ることに。ホームズとワトソンだけでなく、ハドソン夫人、マイクロフト・ホームズ、メアリー・モースタン、モリー・フーバー、レストレード警部ら劇中の主要人物も登場する。
今回上映される中国バージョンは「直輸入」フィルムというだけでなく、観客が神と慕う脚本家のマーク・ゲイティスが映画の最初の5分間特別にホームズの住まいであるベーカー街221Bを紹介している。このほかに配給元は映画の最後にも、ホームズを含めた出演者と製作者たちの撮影時の舞台裏をちょっとした特別編として加えている。映画館で正式に上映するバージョンに本編以外にこのように長い特別編がつけられることは中国の映画史上でも初めての試みとなっている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月6日