台湾が誇る名監督の李安(アン・リー)は、05年に「ブロークバック・マウンテン」、13年には「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で、米アカデミー賞の2度の監督賞を受賞した。22日、前日に行われた台湾版アカデミー賞・金馬奨の授賞式に出席し、アカデミー賞で何度受賞しても、台湾の映画賞・金馬奨に対しては特別な思い入れを持っていることを語った。
李安監督は現在、中米英合作となる最新作「Billy Lynns Long Halftime Walk(原題)」(半場無戦事)の編集作業に入っている。ベン・ファウンテンの同名小説を原作とする映画で、主人公はイラク戦争から帰還した19歳の兵士。戦友たちと凱旋(がいせん)ツアーに参加させられ、ヒーローとして世間に持ち上げられていく様子を風刺的に描く。息子で俳優の李淳(メイソン・リー)にも特別に役を与え、出演させているが、これについては「子どもへの軍事訓練だ」と語っている。(提供レコードチャイナ・編集SC)
「人民網日本語版] 2015年11月24日