中国の郭声琨国務委員は米ワシントンで現地時間2日、スーザン・ライス米大統領補佐官(安全保障担当)と会談した。中国新聞網が伝えた。
郭国務委員は「習近平国家主席は今年9月、米国を公式訪問した。両国の首脳は先日、パリで再び会談を成功させ、サイバーセキュリティと法執行分野での協力強化で合意した。初の中米サイバー犯罪取締りおよび関連事項ハイレベル合同対話は、双方の共同の努力により、豊富な成果を収めることができた。双方は関連の指針を制定し、ホットラインの設置を宣言し、重点的な問題をめぐる協力強化で合意し、能力建設の強化などの問題で共通認識に達した。中国は米国と共に対話で決まった内容を着実に実施し、サイバーセキュリティ協力を中米関係の新たな目玉にしていきたい」と指摘した。
ライス氏は「サイバーセキュリティ問題で米中両国の首脳が達した共通認識を全面的に実施することは非常に重要だ。双方はサイバーセキュリティ分野での意思疎通と交流を強め、実務協力を拡大し、意見の相違や摩擦を減らし、両国関係を引き続き前向きに発展させていくべきだ」と述べた。
双方はまた、テロリズム撲滅など共に関心を寄せる問題について意見を交換した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年12月3日