イタリアの金融監督管理当局がまとめた統計資料によると、6カ月にわたるミラノ国際博覧会(ミラノ万博)の開催期間中、外国人がビザカードを使用して消費した金額が100億ユーロ(1ユーロは約130.2円)に達し、前年同期比12.5%増加したという。その他のクレジットカードや現金での消費額は統計に組み込まれていない。中国新聞網が伝えた。
万博開催中、ミラノ市でのビザによる消費額は6億1940万ユーロに達し、同27%増加した。Visaヨーロッパによると、外国人のミラノでの消費額は5月が1億8970万ユーロ、6月が1億9860万ユーロに上り、9月と10月は消費の伸びが最も早く、万博開幕前の2カ月間に比べ22%増加したという。
万博開催中の観光客の消費額が多かった国は中国、フランス、米国、英国、ロシアで累計4億180万ユーロを消費し、万博開催期間の外国人による消費全体の65%を占めた。中国人は1位で6380万ユーロを消費し、次はフランス訊の6300万ユーロだった。
消費の内容をみると、万博開催中に最も恩恵を受けたのは衣類とぜいたく品の産業で、中国人とロシア人が最大のお得意さまだった。次に恩恵を受けたのはホテル産業だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月26日