ドイツ陸上競技協会によると、ドイツでは毎年、大規模で専門的なマラソン大会が180回、一般向けの「ランニングイベント」が約3700回行われている。SNSを通じて参加者を募る「ランニング・ミートアップ」に至っては、週に数千回も企画されている。毎年1月1日の「ニューイヤーラン」から12月31日の「年末ラン」まで、ドイツではほぼ毎日ランニング大会が開催されている。生命時報が伝えた。
ドイツ・フンボルト大学医学学院のクローゼさんによると、ドイツ連邦保健省とドイツ連邦医療保険協会は5年前に大規模な国民健康調査を行った。その結果、約7分の1のドイツ人は健康、3分の2以上は運動不足、50%は食の栄養バランスが悪く、約44%のドイツ人は体重オーバーということがわかった。この状況を改善するために、ドイツ連邦保健省、ドイツ陸上競技協会とドイツ各州の政府は各地でランニング活動をPRし始めた。その後、いろいろな「ランニングイベント」が雨後の筍のように次々と現れ、今ではドイツ最大の健康活動となっている。
豊富なランニング活動
ドイツのランニング大会の種類としては、5キロ、10キロ、ハーフマラソン、マラソン、100キロなどがある。また、子供向けに短距離の部を設置する大会や「赤ちゃんハイハイ競走」を開催する大会など、バラエティーに富んでいる。