数千年にわたり伝承されてきた中国医薬の世界に対する影響力は、ここ数年ますます大きくなっている。遠方からはるばる中国にやってきて、中国医薬と「縁」を結ぶ外国人も少なくない。新華社が報じた。
北京中医薬大学国際学部で学ぶ複数の外国人留学生は、「自国での中国医薬の発展は、スタートラインに立ったばかりだが、今後どんどん良くなるだろう」と考えている。
〇魅了
イタリア出身の胡幸笛(中国名)さんは、中国語本科の5年生。現在、北京の中医薬大学第三付属病院で医師について臨床実習を行っている。彼女は、「中国医薬は、理解が深まれば深まるほど、その変幻自在ぶりと奥深さにいっそう惹きつけられる」と話した。
北京中医薬大学の留学生である彼女が、最初に中国医薬に接したのは、母親の影響だった。イタリアでも、薬局で中国医薬を購入することができる。登録薬局が輸入業務を取り扱っており、注文した中国医薬は約3カ月待つと手に入る。彼女は、「母親はよく、そうして中国医薬を買っていた。その後、両親はオーストラリアに転居、保健の授業でマッサージを学んだことがある」と話した。