「南中国海諸島は古来中国の領土だ。いかなる者が中国の主権と権益を侵害しようとすることも、中国国民は認めない。南中国海での中国の行動は、自らの領土主権を守る正当な反応だ。自国の領土の範囲外に対して主権を要求することは拡張主義だ。中国はそのようにした事はないし、疑念や批判を受けるいわれはない」。中国の習近平国家主席は訪英前にロイター通信のインタビューにこう述べた。人民日報が伝えた。
習主席は「南中国海は中国の対外経済往来の重要な通路だ。中国はいかなる国にも増して南中国海の平和、安全、安定を必要としている。中国は南中国海情勢が乱れることを望んでおらず、ましてや自ら混乱をもたらすことはない。現在中国はASEAN諸国と『南中国海における関係国の行動宣言』の全面的で有効な実行に積極的に努力しながら、『南中国海における行動規範』協議を積極的に努力している。中国は南中国海の周辺諸国と共に、制度と対話を通じて争いを管理し、交渉と協議を通じて争いを平和的に解決し、協力と共同開発を通じて互恵・ウィンウィンを積極的に諮り、各国が国際法に基づき享受する南中国海の航行と上空飛行の自由を守り、南中国海を平和、友好、協力の海とするべく努力する。関係方面も南中国海の平和・安定維持に向けた域内諸国の努力を尊重するべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月19日