9月26日から27日まで、第2回日中友好秋季研修活動が長野県松本市で行われた。程永華駐日大使は活動に出席し、講演を行った。これには在日本中国大使館の阮湘平公使級参事官と范建民公使級参事官、大使夫人の汪婉・参事官、沈建国参事官および各部署の外交官代表、公益社団法人・日中友好協会全国本部および東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県、千葉県、長野県、石川県、福井県、宮城県、静岡県、愛知県、三重県1都11県の日中友好協会の代表計100人余りが参加した。長野県の阿部守一知事、松本市の菅谷昭松市長、坪田明男副市長、安曇野市の宮沢宗弘市長らが関連行事に出席した。
程大使は講演の中で日中友好協会設立65周年を祝い、同協会の長期にわたる中日関係の再建、改善と発展への積極的な貢献に感謝し、次のように指摘した。両国政府と国民の共同の努力の下で、昨年11月双方は中日関係の処理と改善について4項目の原則的共通認識を得た。現在の両国関係には改善基調がみられ、各分野の対話・交流が徐々に再開されて、国交正常化後最も厳しい局面に陥っていた中日関係は再び正しい軌道に戻っている。他方、中日間では過去の軋轢と現実の利害をめぐる意見の食い違いが絡み合い、少なからぬ問題が非常に複雑・敏感であり、ややもすると両国関係改善のプロセスを妨げるおそれがある。これには真剣に対処し、適切な処理をしなければならない。