国慶節(建国記念日)連休も半ばを過ぎた。人々は長期連休を楽しむと同時にその大変さも味わっている。
交通、鉄道当局によると今年の国慶節連休期間には全国人口の半分以上にあたる7億5000万人が外出する。道路利用者数は6億4000万人。鉄道は春運(旧正月の特別運行)に匹敵する運行体制を敷く。国慶節期間、鉄道利用者数は延べ計1億人を超える。乗車券購入は春節(旧正月)よりも困難だ。今年の春運では2億9500万人が鉄道を利用し、1日平均790万人で、最大1日1000万人近くに上った。一方国慶節(中秋節を含む)連休では最高で1日延べ1300万人に上る。
北京西駅党委員会の宋建国副書記によると、1つには長期連休中の人々の強い外出意欲、もう1つには中国の高速鉄道のたゆまぬ開通にともなう、利用者の大幅な増加がある。
今年の国慶節期間には日本、韓国、タイなど近隣諸国への旅行が人気を呼んでいる。「全国観光団体サービス管理システム」のまとめによると、この4日間の海外旅行市場は36.6%増加した(香港を除く)。米国、ロシア、フランス、イタリアなど長距離旅行も大幅な増加傾向にある。携程網によると、米国、イタリア、トルコ、モンゴル、モロッコ、チェコの人気が上昇している。米国は最も人気の訪問国の1つだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月5日