1999年11月15日、中米両国は北京で6昼夜にわたる交渉の末、中国のWTO加盟に関する2国間合意に調印した。2001年12月11日、中国は正式にWTOに加盟した。同年12月27日、米国は中国に「恒久的正常化通商関係(PNTR)」を付与した。
中国のWTO加盟後、中米の2国間貿易額は805億ドルに膨れ上がり、1979年の国交樹立時の24億ドルと比べて30倍以上となった。このデータこそ、協力・ウィンウィンを説明する良い例と言える。
▽黄金期:全面的に広がる利益の融合
21世紀に入ってから、中米の経済貿易関係はかつてない「黄金期」を迎えた。特に中国のWTO加盟後、両国は経済グローバル化のチャンスを掴み、2国間の経済貿易協力は歴史的な飛躍を実現した。2014年、両国の貿易規模は過去最高の5551億ドルに達し、国交樹立当時の227倍となった。双方向の投資額(ストック)は1兆4200億ドルを上回った。現在、中国は米国にとって第2の貿易パートナー、第3の輸出相手国、最大の輸入相手国であり、米国は中国にとって第2の貿易パートナー、最大の輸出相手国、第5の輸入相手国となった。
▽教訓:歴史が与えてくれた啓示
36年間にわたる中米経済貿易協力の発展の歴史には、教訓にすべき尊い経験が多く含まれている。
--両国の指導者による十分な重視は、中米の経済貿易協力の進展に向け、良好な雰囲気をもたらした。