第2次世界大戦の犠牲者を供養したり、戦争の悲惨さを今の人々に伝え、悲劇が二度と繰り返されないようにと、最近中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念するイベントが世界各地で開催されている。
日本でも、第2次世界大戦をテーマにしたイベントが続々と開催され、日本の国民が歴史の真相を知る機会となっている。
日本最大の動画共有サイト「ニコニコ動画」では7月末から、歴史問題などを扱うドキュメンタリーを中心とした世界中の映像作品を配信する「ニコニコドキュメンタリー」を行い、中国の陸川(ルー・チューアン)監督が旗を振った「南京!南京!」やドキュメンタリー「靖国 YASUKUNI」、「1937 南京記憶」など、第2次世界大戦を題材にした作品が次々と配信した。日本の主要メディアがこの種の作品の放映に設置した見えざる壁を打ち破り、日本人が戦時中に中国人が経験したことを知る機会となっている。
「南京!南京!」の放映は、現地時間18日夜10時(北京時間9時)きっかりに始まった。放映開始から1時間で、オンラインの視聴者は1万5千人に達した。
駿河台大学法学部法律学科教授で、「南京大虐殺否定論 13のウソ」の著者の1人である井上久士氏は、「同映画がネット公開されれば、一部の日本人が歴史を理解するきっかけになるだろう。この点から見て、『南京!南京!』の放映は良い事」と指摘する。
都留文科大学名誉教授で、「南京事件」の著者・笠原十九司氏も「南京!南京!」の日本での放映を高く評価し、「日本の観客に事実を伝えることは非常に重要なこと。日本の観客が、イデオロギーの違いを考えず、平常心で同作品を鑑賞してくれることを望む」と語った。
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◆「ニコニコ動画」で「南京!南京!」配信 「真実を知ってもらうため」>>>