「南京!南京!」のスチール写真
日本最大の動画視聴サイトニコニコ動画は15日、ドキュメンタリー映像の視聴コーナー「ニコニコドキュメンタリー」を設け、「南京!南京!」を含む中国、韓国などの戦争をテーマにした歴史映画を放映する考えを発表した。同サイトは、こうした「日本では見る機会のなかった作品」の放映を通じて様々な問題提起を考えているため、批判を理由に放送中止にすることはないとコメントしている。
中国人監督制作の映画「南京!南京!」、ドキュメンタリー番組「靖国 YASUKUNI」、「1937南京記憶」が今年8月にニコニコ動画で配信されることになり、大きな注目を集めている。今回の経緯について、人民網記者はニコニコ動画を共同運営する2社のうちの1社である株式会社ドワンゴに取材を試みた。
ドワンゴ社によると、「ニコニコドキュメンタリー」では「日本のテレビでは流れない、ネットでしか見られない」作品を放映する計画で、これには日本で「反日映画」とされてきた作品や「日本で公開できない」作品が含まれる。ニコニコ動画は候補作品を選定後、著作権元に連絡し、順次配信していく。同サイトが15日に東京で行った記者会見はネットで生中継され、多くのネットユーザーがオンラインでその様子を視聴した。すでに同サイト上で関連の動画の視聴を予約している視聴者も数多く現れている。