デジタル地図・ナビゲーションサービスの高徳地図は25日、「2015年第2四半期(4-6月)中国主要都市交通分析報告書」を発表した。報告によると、同期、交通渋滞が深刻な全国重点都市ランキングで、北京がトップとなった。ランキングのトップ10は上から順に、北京、杭州、広州、済南、大連、哈爾浜(ハルビン)、深セン、上海、重慶、成都だった。第一四半期(1-3月)と比べると、中国全土の各大都市の混雑度が深刻化。うち、広州が最も深刻化した。広州、大連、深セン、成都がトップ10入りするのは初めて。一方、天津、南寧、石家荘、武漢はトップ10から姿を消した。北京青年報が報じた。
今回、再びトップとなってしまった北京のラッシュ時の渋滞指数は2.10。流れがスムーズな時と比べて、2.1倍の時間が必要であることを示し、1時間当たり、平均32分渋滞に巻き込まれていることになる。
同期は気温が上がり行楽に出かける人が増加したほか、エルニーニョ現象の影響で降雨量が増え、自動車で出かける人が増加した。タクシー配車アプリなどの登場も都市の渋滞に一定の影響を及ぼしている。
「人民網日本語版」2015年8月26日