重慶市両江新区がこのほど発表した情報によると、新区に入居した無人機メーカーが、交通巡視用無人機(マルチローター機)を製造することになった。高画質カメラ、赤外線サーモグラフィ、精密センサーを搭載した同無人機は、年内に重慶市のスマート交通分野におけるサービスを開始し、新区のスマート都市の建設に力を添える。
独自開発の製品である同無人機は、多くの特許を取得している。直径は1.15メートルで、機体は100%カーボンファイバー製。高温・風雨・高放射線量・高原などの熾烈な環境でも使用できる。現在流通している多くの無人機の航続時間は20分となっているが、この交通巡視用無人機は1時間に達する。最高で高度1000メートルまで上昇でき、巡視半径は12キロに達し、世界トップクラスとなっている。
同無人機は垂直離着陸、定点観測、自主巡視、高画質画像伝送、ズーム設定・撮影といった先進的な機能を持ち、同時にカスタマイズ化された技術サービスを提供できる。同無人機はさまざまな環境において、複数の目標・任務を同時に遂行できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月2日