中銀国際証券は17日、「中銀国際原油指数」を発表した。これは中国資本の金融機関が国際的な基準となる商品指数を発表した初めてのケースだ。新華社が伝えた。
同指数はニューヨーク商品取引所に上場する軽質低硫黄原油(WTI)の取り決めを基準とし、毎月の直近の期限の先物取引のロールオーバー(買い換え。決済日は後日)を通じた、100%受動的で透明な指数であり、投資家が原油市場に投資する際の参考になる。
中銀国際は同指数を土台として「中銀国際原油投資戦略」指数も同時に発表しており、投資家が原油市場に直接参入できるようにしたほか、期間延長が収益率に与える影響を軽減したことがより重要だ。商品市場の最も顕著な特徴は投資のリターン率にあり、これには株価収益率(PER)とロールイールド(スポット価格と長期先物価格の差)の2つの部分がある。原油の短期先物取引価格は長期先物取引価格を下回るのが一般的で、ロールオーバーは投資家に損失をもたらすことが多い。中銀国際の原油投資戦略の目標は中銀国際原油指数を基準として、原油取り引きを最適化し、長期にわたるロールオーバーによってより高い収益率を実現することにある。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月18日