卒業を目前に控え、同級生たちは次々に就職先が決まるのに、自分だけ仕事が見つからないことに悩んだ女子大生の郭歓さん(24)がこのほど、美容整形を受けるために、湖北省武漢市の病院を訪れた。郭さんは、人気モデル・アンジェラ・ベイビーのポスターを医師に見せ、これと同じ顔にしてほしいと「注文」した。荊楚網が報じた。
「私は顔がとても大きい。中学に通っていた時には、男の子に間違えられたこともある。加えて、おおらかな性格であるため、同級生には『おやじ女子』と見られていた」と郭さん。
郭さんは数日前、ある会社に面接に行ったものの失敗。「自分は美人じゃないからだと考え、整形することを思いついた。テレビ番組で、アンジェラ・ベイビーはいつも男性ゲストにちやほやされていて、とてもうらやましかった」。そんな郭さんは、人気バラエティ番組「奔跑吧兄弟(Running Man)」を見るのが好きで、出演者の中でアンジェラ・ベイビーが一番好きと医師に告げた。
郭さんの「注文を受けた」医師の楊名さんは、郭さんの顔つきは決して悪くなく、下顎が少し大きいだけであるため、顎を小さくする「プチ整形」をして、ソフトな顔の輪郭にすることをすすめた。
専門家によると、美容整形を希望する多くの若者が、人気芸能人のような顔になりたいと希望するという。そのほとんどが若い女性で、自分の顔つきに満足していない女性もいれば、芸能人に強くあこがれている女性もいるという。専門家は、「芸能人のような顔は、誰にでも合うわけではない。美容整形をする場合、各人に合った方法を探す必要があり、芸能人の顔を自分の整形の基準にしてはいけない」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月1日