今月8日、重慶郵電大学マスコミ芸術学部2012年度演出クラスの授業科目「HPデザイン設計・制作」の最終授業が行われた。授業が終わる前、担当教員の熊安亜さんから、学生ひとりひとりに、ペロペロキャンデーと手書きの漫画が描かれたカードというユニークなプレゼントが贈られた。プレゼントを受け取った学生たちは、「熊さんのプレゼントは、心に響くものだった。しかもとても可愛らしい!」と絶賛した。重慶晩報が伝えた。
重慶晩報記者が13日、同大学マスコミ芸術学部を訪問、この漫画の作者である熊安亜さん(29)にインタビューした。
熊さん(前列右から2番目)とクラスの学生たち
〇バイリンガル版漫画「私は萌えパンダ」
北京大学大学院卒の熊さんは、次の通り話した。
「この漫画を描こうと思い立った最初の動機は、クラスの学生とより積極的に交流したいという願いからだった。授業では、クラスの生徒を3人1チームずつに分けた。質問に答えたチームには、必ず平常点をつけた。期末の時点で、最高点を獲得したチームには、『サプライズ・プレゼント』を用意した。プレゼントの中身は、実際に渡すときまで、学生たちには決して教えない」
「プレゼントの準備を始めるのは、通常、一つの学期の授業が終了する1カ月前だ。今回のプレゼントは、白いカードにバイリンガルの漫画をハンドライティングで描いたもので、サインをして、シルクのリボンで綺麗にラッピングした」
「1枚1枚の漫画の内容はいずれも、私から学生に伝えたいメッセージだ。漫画を描く上でのインスピレーションは、ほとんどが学生からヒントを得た。漫画では、自分自身を穏やかで誠実そうな「萌えパンダ」に仕立て上げた。パンダは手に「札」を持っており、その札には、生徒の限りない可能性の開花を祝福する言葉がしたためられている。実物の漫画をもらい損ねた学生も大丈夫。漫画をQRコード化したからだ。携帯でQRコードを読み取るだけで、漫画を閲覧できる。この漫画を通して、学生たちにポジティブなエネルギーを補充し、彼らがさらに勉強に身を入れてくれるよう期待している」