第9回黄埔フォーラムが11日、中国湖南省の長沙で行われた。同フォーラムは「歴史を銘記し、中華を振興しよう」をテーマとし、中国人民抗日戦争勝利および台湾光復(日本による植民地支配からの開放)70周年を記念した。
フォーラムの開幕式で、ボランティアは参加者全員を代表し、抗日戦争に参加した黄埔軍官学校出身の老兵たちに花束を贈呈した。黄埔軍官学校同窓会の林上元会長は挨拶の中で「70年前、国家の存亡に関わる瀬戸際にさらされていた中、黄埔軍官学校の教師と学生たちは重要な勢力の1つとして、『奮闘、犠牲』という英雄的な気概を示し、日本帝国主義を破り、抗日戦争と世界反ファシズム戦争を勝利へ導くことにおいて多大な貢献をした」と話した。
林会長はさらに、「今日、われわれが抗日戦争の勝利を記念するのは、その歴史から精神の力を汲み取り、断固たる決心と弛まぬ努力で共に民族の振興と祖国の平和的統一に尽力し、手を携えて中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現により大きな貢献をするためだ」と強調した。
黄埔軍官学校同窓会と湖南省黄埔軍官学校同窓会の共同主催による今回のフォーラムには、同校出身の老兵や台湾の退役将校の代表、各地の黄埔軍官学校組織の代表、黄埔軍官学校同窓会の責任者および学者など150人余りが出席した。参加者らは中国人民抗日戦争勝利芷江降伏受理旧跡、南岳忠烈祠、衡陽抗戦記念城などを見学し、記念イベントを行う予定である。
中国国際放送局日本語版 2015年5月13日