「手を携えて第2次大戦の勝利の成果を守り、協力・ウィンウィンの素晴らしい未来を共に創る」をテーマとする第12回藍庁フォーラムが5日北京で開催され、中国の程国平外交副部長(外務次官)が基調講演を行なった。中国新聞社が伝えた。
程副部長は「中露両国は第2次大戦のアジアと欧州の両主戦場として、日本軍国主義とナチスドイツの侵略に抵抗し、反撃する重任を担い、最も残酷な試練を経験し、最も凄惨な民族的犠牲を払い、第2次大戦の勝利に多大な歴史的貢献を果たした」と表明。
「ロシアは近く大祖国戦争勝利70周年祝典を行い、中国側も9月に中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事を行う。双方は国連や上海協力機構など多国間の枠組みで一連の祝賀、記念行事を共に開催することも決めている」と指摘した。
程副部長は「われわれがこうした行事を行うのは、第2次大戦の深い教訓を銘記し、正しい第2次大戦史観をいささかも揺るがずに堅持し、ファシズムと軍国主義の侵略を美化するいかなる行為にも断固として反対し、歴史を改竄するいかなる企てにも断固として反対するよう世界の人々に警告するためだ」と指摘。「これは歴史を尊重し、烈士を偲び、平和を堅守するとともに、それ以上により平和で素晴らしい未来を切り開くためだ」と強調した。
さらに「中露は協力・ウィンウィンの実践者であり推進者だ。冷戦終結後双方は非同盟、非対立、第三国を標的にしない新型の国家関係を構築し、さらには包括的・戦略的協力パートナーシップを構築して、大国間、隣国間の平和共存と協力・ウィンウィンの模範を打ち立て、国際秩序と国際体制のより公正で合理的な方向への発展を後押した」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月6日