列に並ぶ、あるいは待つ必要がなく、携帯を取り出して簡単な操作をするだけで、お目当ての商品の支払いを済ませてすぐに持ち帰ることができる。このようなモバイル決済は、確かに便利でスピーディだが、実際の使用状況はどんな感じなのだろう?杭州の多くの商店やショッピングセンターでは、2~3年前から、続々とモバイル決済を導入し始めた。だが、巨額のマーケット消費のうち、モバイル決済を利用している人は、実はそれほど多くない。今では、ほとんどの売り場でモバイル決済が利用できるようになったが、売上全体に占める割合で見ると、モバイル決済の使用率は、まだせいぜい数パーセントに留まっている。銭江晩報が伝えた。
〇駐車料金やベーカリーでの支払などの少額決済で人気
杭州の多くの商店やショッピングセンターでは、2~3年前から、現金や銀行カードによる支払いに続く支払方法として、続々とモバイル決済を導入し始めた。
だが、実際にモバイル決済を使用する消費者は、それほど多くないようだ。銀泰商業集団の関係者は、「モバイル決済の割合は極めて低く、売上総額に占める割合もまだ数パーセント程度だ。だが、毎年少しずつ、ゆっくりと上昇している」と話した。それでも、圧倒的多数の消費者は、洋服やバッグを購入する際には、銀行カードを利用する、または現金で商品代を支払っているのが現状だ。
だが、駐車料金やベーカリーでのパン購入代金など、値段が100元以下の少額商品・サービスの支払いには、多くの若者がモバイル決済を好む傾向がある。城西銀泰城の駐車場を利用する買い物客は、地下2階にあるセルフ精算機で、アリペイによる駐車料金支払を選ぶケースが多い。「精算のために並ぶ必要がない、小銭を用意する必要がないなど、駐車効率がきわめて高い。駐車料金の精算もわずか15秒で済む」というのが、人気の理由らしい。城西銀泰城の統計データによると、アリペイで駐車料金を支払う人の割合は、全体の50%から60%を占める。数十億元というショッピングセンターの売上全体から見ると、この数値は取るに足らない額かもしれないが。