中国核工業集団公司が記者会見で明らかにしたところによると、国産第3世代原子炉「華竜1号」のモデルプロジェクトである、福清原発5号機の着工が正式に許可された。これは中国の原発建設が新時代に突入したことを意味する。人民日報が伝えた。
華竜1号は中国核工業集団公司と中国広核集団有限公司が、中国の20数年に渡る原発建設・稼働の成熟した経験を踏まえた上で、世界の先進的な設計理念を汲み取り共同開発した、独自の第3世代原子炉の革新的な成果だ。華竜1号は中国核工業集団公司のACP1000技術の「177炉心」を採用し、その発電効率は国内で稼働中の原子炉を5−10%上回る。また炉心内の密度を引き下げることで、安全性を高めた。中国核工業集団公司は世界最高の安全基準を採用し、福清原発5・6号機の建設に取り組み、施工および稼働の安全を保証する。また独自の知的財産権を持つ重要設備・技術を形成し、原発設備の海外進出による第3者との協力に向け有利な条件を創出する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月7日