中国核工業建設集団公司が発表した情報によると、60万kW級の超高温原子炉・江西省瑞金原発プロジェクトの初歩的なフィージビリティ調査報告書が、このほど専門家の審査に合格した。同プロジェクトは世界で初めて実用化される第4世代原子炉になる可能性がある。人民日報が伝えた。
中国核工業建設集団公司と清華大学が2003年に第4世代原子炉技術「超高温原子炉」の実用化の研究を開始して以来、同技術は実験炉の段階から徐々に成熟化に向かい、このたび実用化に向けて再び重要な一歩を踏み出した。このことは、超高温原子炉の中国初の実用化を順調に進める上で、重要な基盤となる。同社の王寿君董事長(会長)によると、1期プロジェクトの2基の原子炉は、2017年着工となる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月23日