「アジアの歌姫」と呼ばれたテレサ・テン(鄧麗君)が死去して20年を迎える8日に合わせて、生前にレコーディングに取りかかっていた幻の楽曲「清平調」の未収録部分を中国の人気歌手・王菲(フェイ・ウォン)が歌ったコラボ曲がリリースされる。時を隔てて、2人の「歌姫」の「コラボ」が実現。その美しい歌声が永遠に残されることになる。
同楽曲がリリースされるのは8日の午後5時8分。世界中で発売され、ミュージックビデオ(MV)も同時に世界の各大手ミュージック関連サイトやテレビで公開される。収益の全額が公益団体に寄付されるという。
王菲は以前、音楽の道に進むきっかけとなったのがテレサ・テンだったと明かしたことがあり、デビューから今に至るまで、最もリスペクトしてきた。2013年には北京で開催されたテレサ・テン生誕60周年記念公演で未公開曲だった「清平調」の「デュエット」を披露。テレサ・テンが前半を歌い、間奏の後、王菲が歌い、会場を感動の渦に包んだ。 その後、新たに編曲とレコーディングが行われ、今回のリリースとなった。時を隔てて、テレサ・テンと王菲のコラボが実現した。同楽曲は永遠に語り継がれる名曲となるに違いない。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月5日