過剰包装は環境を「破壊」、過剰ネットショッピングは生活を「破壊」 (2)

■「オンラインレンタル」を利用して「ミニマリズム」を実現

インターネットによって、品物を長期的に溜め込む必要がなくなり、それによって、生活空間がより質素に、ライフスタイルがよりシンプルになった。 インターネットは実際に、「ミニマリズム」というライフスタイル概念の実現に役立っている。ネットワークは、さまざまな物品を提供すると同時に、よりスピーディな消費ルートや消費パターンも提供した。家の中に多くの生活用品や食べ物を備えておく必要はなくなり、必要な時だけ、サービスやレンタル品をネットで予約注文できる。たとえば、外出や旅行の際には、ネットを使って、道順が好都合な人同士の自動車相乗りや物資の共有ができる。大作映画を鑑賞したいなら、インターネットテレビを購入すれば、家に大量のレーザーディスクを置いておく必要がなくなる。つまり、インターネットによって、我々が長期的に溜め込んでいた物品の量が減り、生活空間がより簡素化し、ライフスタイルがよりシンプルになる。

北京の某国有企業に勤める林慧さんは、仕事が忙しいため、自分で食材を買い物して料理をする時間がほとんど取れない。だが、インターネットという存在が、彼女の問題を解決してくれた。林さんは、「前日の夜にネットで料理を選んで注文しておけば、翌日仕事から帰った時に、宅配便で届き、便利この上ない。多くの店が、ホワイトカラーが1人または2～3人で食事をすることを予想して1回分の料理の量を減らす傾向にあり、半調理品を販売するところもある」と話した。また、店は、前日のオンライン受注状況に基づいて合理的にその日の仕入量を決め、食材の在庫量を適宜調整している。このようにして、売り手と買い手の「共勝ち（ダブル・ウィン）」が実現した。