屋外の大気の清浄に特化した、バス停に似た都市空気清浄装置が、清華大学に設置されることになった。研究データによると、同装置は大気中の汚染物質(PM2.5とPM10)のリアルタイム濃度を平均40%削減できる。新京報が伝えた。
この高さ2メートル、幅3メートルのバス停に似た空気清浄装置は、不動産デベロッパーの信和集団とオーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ社(アラップ社)が共同開発したもので、特許出願中だ。アラップ社の鄭世有氏によると、同装置は香港で最も賑やかな繁華街の一つであるクイーンズロードで、2ヶ月に渡り試験的に使用された。大気データの分析によると、同装置は大気品質が悪い時に、PM2.5とPM10の濃度をリアルタイムで60−70%削減できる。大気品質が良好な場合、これを30−40%削減できる。
この装置の仕組みは、どのようになっているのだろうか?信和集団の黄永竜氏は、「この『バス停』は、底部の吸込口から大気を取り入れ、内部のろ過装置により大気中の微小粒子状物質(PM2.5とPM10)を除去し、清浄した空気を上部の吹出口から出す」と説明した。
同装置は来月、清華大学に寄贈され、キャンパス内で試験に用いられる。理想的な効果が得られた場合、中国内陸部のその他の都市にも普及させる予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月20日