中国、日本、韓国の3カ国の政府は今月29日と30日の両日に上海で開かれる環境相会議で、微小粒子状物質PM2.5の共同観測で協力を行うことで合意する見込みだ。
3カ国は、具体的な協力事項を2015年から2019年にかけての5カ年共同行動計画に組み込む計画で、環境など共同対策が必要な問題から着手し、閣僚級対話を拡大するとしている。
共同行動計画に盛り込まれる9つの分野の中で、大気汚染対策は最優先課題となる。3カ国はPM2.5の共同観測を行い、広域データに対する分析と共有に取り組む。また、同一基準の観測方法やPM2.5の中に含まれる化学物質に対する分析の精度向上などについても討議される予定だ。
中国国際放送局日本語版 2015年4月17日