オンラインゲーム「League of Legends」、「Dota」の成都市在住のプレイヤー80数人は2年前、電子科技大学の磁気共鳴装置の中に入り、ゲーム中の脳の変化に関する検査を受けた。このほど明らかになった検査結果によれば、高い技能を持つプロゲーマーの脳において、注意力と運動感覚を司る神経の機能の連結性が高かった。これはアクションゲームをプレイすることで、注意力と運動感覚が高まる可能性を意味する。つまりこれらのゲームが上手であるほど、頭が良いというわけだ。電子科技大学神経情報教育部重点実験室の宮殿坤氏が率いる研究チームによるこの成果は、世界トップクラスの学術誌、ネイチャーの電子ジャーナル「Scientific Reports」に掲載された。華西都市報が伝えた。
宮氏は、「パソコンゲームは若者の主な娯楽になっているが、ゲームは悪いイメージを与えがちだ。脳科学の研究者は、外界の刺激であれば何でも脳に影響を及ぼすことを理解している。そのため我々はパソコンゲームが脳にどのような積極的な影響を及ぼすかを突き止めようとした」と研究の動機を語った。