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故ポール・ウォーカー、CG技術によって「ワイルド・スピード 」で「復活」

人民網日本語版 2015年04月15日08:12

映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」が12日、中国国内で公開された。人々の話題となっているのは作品そのものではなく、2013年11月に交通事故死した俳優、ポール・ウォーカーだ。同作品の撮影の途中で急逝してしまった彼が、CG技術によって「復活」したのだ。

CGはコンピュータグラフィックスの略で、コンピュータによって画像を描く技術のことだ。本作品を例とすると、ポールは次のような手順を踏み、CGによって「復活」した。まずポールの2人の弟を代役とし、温子仁(ジェームズ・ワン)監督が生前の作品から映像を選び出す。過去の映像と、顔の似ている代役は、CG制作会社が顔の特徴を集める材料になる。さらにCG技術を使いさまざまな角度から3D顔模型を作り、必要な複数の表情を作る。最後に表情をつなげることで、動く映像になる。ポールの声も集められた。さらに弟の協力によって、ウォーカー演じるブライアン・オコナーの吹き替えが完了した。

実際には、テレビCMや、難易度と危険度の高い映画作品の多くでCG技術が使われている。オードリー・ヘップバーンは2013年に、英国のチョコレートのCMに登場した。コンピュータ技術の専門家はCGを使い、ヘップバーンの多くの映像資料を参考にし、このCMを作った。2人の息子も、このCMが母の特徴をよく捉えていると述べた。カンフースターのブルース・リーも、「イップ・マン3」のCGで復活した。

ハリウッド映画が一般的に使用しているトップクラスの3DCGソフトは、Cenima 4DとSoftimageだ。CGアニメーションと特殊効果の制作は、複数のソフトを組み合わせる必要がある。上述したソフト以外にも、主に3D人体スキャン、モーションキャプチャー、パーティクル表現などに使われるソフトとして、LightWave、Houdini、MotionBuilder、Animanium、Massiveがある。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月15日

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