2005年の基準値を60ポイントとすると、北京市の科学技術革新の発展の全体水準は2013年に87.96ポイントに達し、年平均3.50ポイント増という安定的な上昇の流れを示している。首都科技発展戦略研究院は2月13日、「首都科技革新発展指数2014」を発表した。北京は発展指数を使い、科学技術革新の情勢を可視化した。科技日報が伝えた。
同指数は世界経済フォーラム、スイス国際経営開発研究所など、世界的に権威ある機関の評価方法を参考にしたもので、「革新の資源」、「革新の環境」、「革新のサービス」、「革新の効果」といった4つの1級指標、15の2級指標、64の3級指標が含まれる。同指数は世界共通のベンチマーキングを採用し、2005−2013年の関連する統計データに基づき数値を導き出した。その結果によると、北京の第一次産業・第二次産業・第三次産業のGDPに占める比率は、0.83%・22.32%・76.85%となった。戦略的新興産業の一定規模以上工業企業の成長に対する寄与度、ハイエンドサービス業のGDP成長率に対する寄与度は、いずれも約60%に達した。
同指数作成チームの王海芸氏によると、2008−2013年の主要指標には以下の「6つの大幅増加」という特徴が見られた。
・ハイテク産業、科学技術サービス業、情報サービス業の付加価値額は4520億9000万元(1元は約19円)で、2008年の1.6倍。
・全社会の研究・実験費は1200億7000万元で、2008年の1.9倍とほぼ倍増。
・中関村国家自主革新モデル区の売上は2.9倍増の3兆元。
・特許出願件数は2.8倍の12万3000件
・特許取得件数は3.5倍の6万3000件。
・通年の技術導入契約額は2.8倍の2851億2000万元。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月27日