税関がまとめた統計によると、今年第1四半期(1-3月)の対外貿易の輸出入総額は5兆5400億元(1元は約19.3円)に上り、前年同期比6%減少した。輸出は3兆1500億元で同4.9%増加し、輸入は2兆3900億元で同17.3%減少し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は7553億3千万元の黒字で、黒字額は6.1倍拡大した。
3月の輸出入額は1兆7600億元で前年同月比13.5%減少し、輸出は8868億3千万元で同14.6%減少、輸入は8686億7千万元で同12.3%減少だった。
税関の統計によると、1~3月の対米輸出入額は7731億9千万元で同3.2%増加し、対東南アジア諸国連合(ASEAN)輸出入額は6713億9千万元で同4.5%増加し、対インド輸出入額は1038億2千万元で同7%増加した。ASEANやインドなどの新興市場に対する輸出が好調で、対ASEAN輸出額は同20.9%増加し、対インド輸出額は同23.3%増加した。またアフリカや中南米といった地域への輸出も順調に伸び、対アフリカ輸出額は同22.2%増加し、対中南米輸出額は同9.6%増加した。1~3月の中部・西部地域の輸出入額は8029億8千万元で同4.2%増加し、同期の輸出入額全体の14.5%を占め、前年同期に比べ1.4ポイント上昇した。中・西部地域の輸出額の増加率は16.5%で、同期の輸出全体の伸びを大幅に上回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月14日