日本の自衛隊は沖縄県与那国島を「スパイ島」にして、釣魚島(日本名・尖閣諸島)方面を始めとする東中国海に対する監視・情報収集能力を強化する計画だ。日本メディアの報道によると、基地には監視レーダーと傍受施設を設け、自衛隊員150人からなる「沿岸監視隊」を配備。東中国海および周辺海域、空域を通過して太平洋に出入りする中国の海軍部隊、空軍部隊を主に監視する。軍事専門家の梁芳氏は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに「日本は第一列島線での中国封じ込めをほぼ整えた。だが中国にはこれに対する反撃措置があり、中国の全ての沿岸配備ミサイルの射程は与那国島をカバーできる」と指摘した。
報道によると日本最西端の与那国島は釣魚島からわずか150キロの距離にあり、1500人が暮している。いわゆる釣魚島の「防御」と「中国側動向の監視」の強化の重要な一環として、日本政府は与那国島に強大な監視・通信基地を建設する計画だ。
梁氏によると、米日にとって琉球諸島は第一列島線で中国を封じ込めるために重要な地域であり、日本機が沖縄の嘉手納空軍基地から離陸した場合東中国海に到達するまでに1時間、黄海または南中国海に到達するまでには1時間半かかる。だが与那国島から離陸すれば釣魚島までわずか6分だ。与那国島の地理的重要性は言うまでもなく、中国に対する影響は非常に大きい。