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60歳の「発明家」が発明した熱センサー型「ネズミ捕り器」がCCTVで特集

人民網日本語版 2015年03月09日15:16

6日に放送された中国中央テレビ局(CCTV)の科学教育番組「我愛発明」は、約50分の時間を割き、湖北省襄陽市の25中学(中高一貫校)の発明指導教師・馮暁明さん(60)が発明した熱センサー型「ネズミ捕り器」を紹介した。最終学歴は小学4年生という馮さんだが、発明品10点以上が特許を取得しているほか、同中学だけでなく、湖北文理学院や襄陽市第五中学でも、発明指導の教師を務めている。

学生の求めで誕生した熱センサー型ネズミ捕り器

湖北文理学院の物理・電子学院が馮さんを教師として招聘したのは2007年。「何か発明して、見せてもらえませんか?」との大学生の求めに、「分かりました。どんな物がいいですか?」と馮さん。「寮にネズミがいるので、ネズミ捕り器がいいです」。こんなやり取りから熱センサー型「ネズミ捕り器」が生まれた。

この挑戦を受けた馮さんはまず、十数種類のネネズミ捕り器を購入。市場で売られているネズミ捕り器のほとんどが、ネズミが罠に触れると、罠が発動して捕獲するタイプであることに気付いた。「なんの警戒心も抱かない状況下で、ネズミが罠に入るのが一番いい」。馮さんは、隠れ型ネズミ捕り器を製作することに決めた。そして、大学生にアイデアを出して設計図を描いてもらい、プリント基板を製作してもらった。その後、実験と改良を繰り返し、まったく新しいネズミ捕り器が誕生した。

第一世代のネズミ捕り器は、赤外線センサーの原理を利用。ネズミが捕獲器に乗り、赤外線が感知すると、罠が発動する。しかし、ネズミの走る速度が速いと、捕獲に失敗してしまうことが難点だった。そのため、馮さんは改良を続け、熱センサーを利用した第三世代のネズミ捕り器を発明。センサーがネズミを感知すると、罠が発動する。

第一世代のネズミ捕り器もそこそこ効果があり、飲食店で実験したところ、2時間で4匹のネズミを捕獲したという。


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