CCTVの記者にネズミ捕り器の原理を紹介する馮さん(真ん中)
偶然CCTVの記者の目に留まる
馮さんとその発明品が今回、CCTVで紹介されたのは、ちょっとした偶然からだった。「家にネズミが出没し、いろんな捕獲器を使ったが、あまり効果がありません。先生が発明されたネズミ捕り器を送ってもらえませんか」。馮さんの教え子である華中師範大学(湖北省)の物理学博士の安さんが2014年秋、馮さんにそんなお願いをし、安さんの家のネズミは数日で消滅した。安さんはそのネズミ捕り器を学校に持っていき、たまたま取材に訪れていたCCTVの記者の目に留まった。
その後、CCTVの記者が昨年11月、襄陽市を訪問し、馮さんを5日間取材し、特集を完成させた。
教え子が次々に特許取得
発明の達人である馮さんは、発明品10点以上が特許を取得している。
05年、馮さんら複数の発明の達人が、発明を指導する教師としていくつかの学校に招かれた。
馮さんが受け持つ、科学技術関連のグループに属する学生約40人の発明品50点以上が特許を取得しており、各学生が1つ以上の特許を持っている。また、馮さんの指導の下、襄陽市第五中学、25中学、湖北文理学院の学生が特許を申請した発明品は200点以上に上る。今後について、馮さんは、「さらに多くの学生に発明を教えたい。また、発明したネズミ捕り器の大量生産をしたい」との目標を語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月9日