科学技術が発展を続け、ウェアラブルコンピュータも医療の分野に進出し、家で病気の検査を受けることができるようになっている。広州日報が報じた。
15分でHIV検査
スマートフォンのアクセサリーに最近、検査キッドが加わった。米国コロンビア大学を中心とした研究グループがHIVと梅毒の感染を調べられるアクセサリーを開発したのだ。検査に必要なのは血1滴。スマホのオーディオジャックにつないで、そこから得た電力だけで感染が調べられるため、電力をほとんど消費しない。
専用ケースに採血し、そのケースを検査用マイクロ流体チップカートリッジに挿してドングルへセット。チップに含まれている検査剤の化学物質が、HIVや梅毒の抗体と反応すると色が変わる。その後、フォトチューブがその検査結果に反応し、その結果をスマートフォンのアプリに送信してくれる。
スマートブラジャーで乳がん検査
米国の会社が開発したスマートブラジャー「iTbra」は、繊維に小型センサーを組み込むことで体内の発熱パターンを検知し、乳がん細胞を発見できる。検知されたデータはワイヤレスで、医師や自身に送信され、パソコンやスマートフォンなどから確認できる。従来の検査では、場合によっては痛みを感じることもあったが、これを使えばストレスを感じることなく検査することができる。