○「スーパーチャイナ」が伝えたかったこと
韓国KBSテレビ制作「スーパーチャイナ」は、韓国で爆発的にヒット、韓国人は、同番組を「中国を理解するための百科事典」と賞賛した。
同番組では、人口、経済、資源、軍事外交、文化、ソフトパワーなどさまざまな分野から、中国が全面的に紹介されている。今年1月15日から24日まで韓国国内で放送されたが、最高視聴率は10%を超え、一般的なドキュメンタリーの平均視聴率を5%前後上回った。
「『華麗なる中国の時代』の幕が開いた。経済では外貨準備高が世界トップとなり、人口13億を擁する強大な力を備え、軍事外交面では世界中に影響を及ぼしている。国土の持つ潜在力とエネルギーはとてつもなく大きく、ソフトパワーについては、文化大国に向かって大躍進を始めた」―番組のオープニングで紹介されている通り、「スーパーチャイナ」は、中国を全面的に見せている。
同ドキュメンタリーは、「13億の力」「マネーの力」「中国の治世」「大陸の力」「ソフトパワー」「中国共産党のリーダーシップ」「中国の道」という7つのテーマで構成されている。第1回から第3回の放送分の反響が極めて大きかったことから、制作チームは急ぎ8番目のテーマを追加し、多くの中国問題専門家をゲストに招き、中韓関係の展望などの話題をめぐる議論を繰り広げた。