蘆笛景勝地の管理会社社長補佐の鄧碧瓊氏によると、「これは、桂林市観光トイレのグレードアップ改修計画プロジェクトの一環で、五つ星級トイレの基準に沿って建設されたもの。設計当初、1階の男子トイレはすべて鍾乳洞から出てきた観光客向けに考えていたので、1時間の行程で蘆笛岩の中から出てきた観光客が、男子トイレに入りやすいように、また外の景色を楽しんで気分がよくなるようにした。もちろん、設計時にも観光客のプライバシーが侵害されるか否かという問題は検討したが、設計者が山の下のさまざまな方位から検証した結果、視角や男子トイレの小便器を設置している壁などの要素から、山の下からはトイレの中がよく見えないことが分かった」と説明した。
トイレの改修工事は昨年の12月に始まり、今月9日に工事が終了。10日から正式に使用されている。女性トイレは透明のガラス板は使用されていない。その代わり、乳児連れの母親用トイレ、高齢者用トイレ、身体障碍者用トイレなどが設置されている。また、展望台も設置され、景色を楽しむことができる上、待合室にも使えるので、観光客たちの待ち時間のストレスを解消している。現在のところ、観光客の新しいトイレへの反応は上々だ。景勝地は、今後、男子トイレのドアの前にアンケート箱を設置し、観光客の意見を集める計画だ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年2月12日